台風での被害について
こんにちは!
グッドハートの前田です。
先週、台風14号が上陸しました。
皆さん、被害はいかがだったでしょうか?
今回は台風がもたらす住宅への影響についてお話をしていこうと思います!
〈台風がもたらす外壁・屋根への被害〉
台風は熱帯低気圧のうち最大風速が17m/s以上のものを差し、強風と大雨をもたらして民家の外壁や屋根に深刻な損傷を与える自然現象の一つです。 大型台風が通過後は雨漏りや屋根が飛んでしまうニュースを見かけることが多いでしょう。 実際に台風による被害は増えてきている傾向にあります。 では具体的にどのような被害が発生しているのでしょうか。 強風と大雨がもたらす被害について、それぞれ紹介していきますのでご確認ください。 ◎強風での被害 前述したとおり台風は風速17m/s以上の風が吹きますが、風速17m/sとは時速60kmの車と同等の速さです。 台風の風はゴミや木、看板も飛ばしてしまうほどの強さで、「猛烈な台風」と呼ばれる台風では風速54m/s以上の風が吹くこともあります。 猛烈な台風クラスになると、頑丈な鉄骨でもダメージを受けるほどの規模です。 台風では様々なものを吹き飛ばすため外壁に傷が付いたり、屋根が風の勢いで飛ばされてしまったりすることも少なくありません。 事前のちょっとした対策で大きな被害を防ぐことができますので、台風前には外壁や屋根の状態について点検しましょう。 ◎大雨での被害 台風通過後に最も多い被害の雨漏りは、屋根や外壁に開いている穴から水が屋内に浸透することで起きる現象です。 強風と相まって普段は雨が当たらない箇所にも水が浸入してしまうため、台風の時期は雨漏りが多いです。 雨漏りが発生すると鉄骨や木材まで水が浸食してしまい、家の耐久性が下がってしまいます。 また、カビの発生にも繋がり悪臭の原因になりますので雨漏りがあった際は、早急に対処することをおすすめします。
◎台風がもたらす外壁塗装へのトラブル
台風は外壁や屋根を損傷させるだけではなく、屋根が飛び近隣の建物を傷つけるなど台風が原因でトラブルに繋がることもあります。 損傷した屋根を放置している場合や数十年間も外壁や屋根の状態の点検を行っていない場合は損害賠償に繋がる可能性もありますので、長期的にメンテナンスしていない場合は点検することをおすすめします。 他にも、台風が起因で発生する3つのトラブルについて、解説していきますので確認していきましょう。
近隣住人とのトラブル
ダメージが蓄積されてしまう
台風後は修理業者の予約が取りにくい
台風がもたらすトラブルについて理解を深め、未然に防ぎましょう。 ◎近隣住人とのトラブル 台風の風は非常に強く、石コロなど小さなものから犬小屋や屋根など大きなものまで吹き飛ばします。 自宅から近隣住宅や自動車に物が飛散してしまうとトラブルになりかねません。 万が一、物が飛散して傷をつけてしまっても、よほどの過失がない場合は保障する責任がありませんが、できれば避けたいトラブルです。 台風で発生するトラブルの中でも最も多いのは近隣住民とのトラブルですが、トラブルの発生を回避するため、屋外に置いているものを回収することと、屋根が飛んでしまわないよう点検することをおすすめします。 ◎見えないダメージが蓄積されてしまう 台風が通り過ぎると雨漏りや屋根・外壁の損傷が発生することが多いですが、実は見えない箇所でダメージが蓄積されている可能性があります。 屋根がめくれあがっていたり外壁に凹凸があったりと台風が起因で発生する症状は様々です。 台風後は雨どいや屋根、窓のサッシなど普段はあまり目を掛けない範囲をできるだけチェックしましょう。 損傷をそのままにしていると雨水が溜まるなど腐食の原因になりかねませんので、早い段階で気づくと被害を最小限に抑えられます。 ◎台風後は修理業者の予約が取りにくい 台風で被害を受けた場合は、お住いの地域で強風が吹いている可能性が高く周辺の住宅も同様に被害を受けている場合が多いです。 そのため塗装業者やリフォーム業者が修理やメンテナンスの対応に追われているため、業者の予約がなかなか取れないこともあるでしょう。 業者に対応してもらえるまでは、雨漏りなどの被害をそのまま放置し続ければなりませんので、待っている間は浸食が進んでしまい、劣化が深刻化する可能性があります。 風の強さによっては対策していても被害を受けてしまうこともありますが、事前に対策をして被害を最小限に抑えましょう。
〈台風シーズン前に外壁塗装するメリット〉
台風は水害・風害など家屋に様々な影響をもたらします。 先述したとおり対策は事前に行うべきなのですが、事前に対策するメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。 台風シーズン前に対策を行うべきメリットは以下の2点です。
家屋の劣化を最小限に抑えられる
台風後もアフターフォローで対処してもらえる場合もある
2つのメリットについて詳しく解説していきますので、内容を確認しましょう。 ◎家屋の劣化を最小限に抑えられる 台風シーズン前に対策をしておくことで屋根が飛ぶ可能性や雨漏りの被害を減らせます。 水は水を弾く物質以外に浸透する性質がありますので、ちょっとした隙間から屋内に水が浸入し、家を支える大黒柱や外壁・屋根の下地の木材を腐らしてしまいます。 そのために行う作業が外壁塗装です。 普段は水が掛からない場所でも強風と大量の雨が降る台風では、思わぬところから水が家屋に浸入します。 家屋の耐久性を高めるためにも防水性能を高めておくことが重要です。 ◎台風後もアフターフォローで対処してもらえる場合もある 先述したとおり台風後は業者が大忙しなので、万が一、台風直後にトラブルが発生してもなかなか対応してもらうことが難しいですが、直前に塗装した方の対応は優先してもらえる場合が多いです。 また、塗装後も外壁の状態を定期的に確認してもらえるアフターフォローをしている業者がいますので、台風後に問題が生じた場合でも対応してもらえることもあります。 台風前に塗装して外壁の防水性を高めて、台風後にメンテナンスできると安心です。
外壁塗装工事中に台風が来てしまったときの対策
台風シーズンの前に塗装工事をしていても例年より早めに台風が来てしまう場合もあるでしょう。 万が一、外壁塗装工事中に台風が来てしまったとき、どのような対応をするべきなのでしょうか。 工期中に台風が来たときに行う2つの対策について紹介していきます。
塗装業者が行う台風対策
工期を延長する
一つずつ紹介していきますので、確認していきましょう。 ◎足場を専用器具で固定 外壁塗装工事中に台風が来た場合、最も危険なものが足場の崩壊です。 外壁塗装に使用する足場は、塗料やゴミが飛散することを防ぐためにメッシュシートを張りますが、強風時には風を受け止めてしまい足場が崩壊してしまう危険性があります。 そのため台風が来る場合は事前にメッシュシートを畳み、足場をロープや専用の器具で固定します。 風の吹く強さや方向など工事現場の状況によっても異なりますが、台風対策は基本的に実施しますので、万が一業者が対策していない場合は確認しましょう。 ◎工期を延長する 台風直撃の前後は作業ができませんので、工期が伸びてしまう可能性があります。 台風シーズンの直前に作業する場合は工期の延長も視野に入れましょう。 また、依頼している業者が、別の現場の応急処置に駆けつける場合はさらに伸びてしまいます。 塗装作業では塗装しない箇所に塗料が飛散しないようシートやテープで保護する養生作業を行いますが、テープやシートは風で飛びやすいため取り外す場合も。 一度取り外した場合は作業開始の時点で再度、養生作業をしますので工期に影響がでてしまう可能性があります。
〈台風経過後の外壁塗装のチェックポイント〉
前述した対策を行っていた場合でも外壁が損傷してしまうなどトラブルが発生してしまう可能性がありますので、台風後は外壁の状態をチェックしましょう。 チェックするポイントは以下の2点です。
外壁のひび割れや屋根材の破損がないか確認
物が飛んできていないか確認
上記2点は優良な企業なら業者が対応してくれるケースもありますが、塗装工事完了後に後悔しないよう、自分でも確認しましょう。 ◎外壁のひび割れや屋根材の破損がないか確認 強風後は飛散した物が外壁にあたり傷がついている場合があり、また、強風で家が揺れることが原因で塗膜にヒビが入ってしまうこともあります。 早い段階で気づけると簡単に修復できますので、台風後は必ずチェックしましょう。 また、業者によってはアフターサービスがない場合もあり、工期が終わった後に傷に気づいたとしても修復してもらえないこともありますので、ご注意ください。 ◎物が飛んできていないか確認 強風が吹くと看板や木の枝など想定していないものが飛んでくることがあります。 家の周りなど歩きやすい場所は確認する方が多いですが、意外と屋根の上は見落としがちです。 塗装工事期間には足場がありますので、業者に点検してもらうとよいでしょう。 足場から転落すると大変危険ですので、勝手に登ったりせず業者に確認してもらいましょう。
外壁塗装を行って台風に備えよう
台風シーズンは強風や大雨によって外壁・屋根が損傷しやすく、雨漏りや屋根の修理など業者に依頼が集中するシーズンでもあります。 台風で被害を受けてもなかなか業者が見つからず長い期間放置してしまう可能性もあり、腐食が著しく進んでしまうかもしれません。 計画的に対策して未然に被害を防ぐこととアフターサービスを利用して、建物の寿命を延ばしましょう。
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