職人の内製化で最高のチームワークで最高の仕事を提供する。
私たちグッドハート㈱では毎週会議で「今週どんなことをしてお客様に喜んでいただいたか?感動していただいたか?」を発表しています。 今週は足場職人の森川から「水曜日、益城町のA様の足場仮設の際、次の工程の塗装工事がやりやすいように、壁際の物を移動して、カーポート屋根も外しました。お客様が工事をご覧になっていて喜んでいただきました。」と発表がありました。 工事に気持ちが入っていないとどうしても「工事をこなす・さばく。」感じになります。 次の工程のことを考えて、次の職人がやりやすい環境をつくっていくことでチームワークが生まれ、それがお客様に伝わります。 足場の内製化は約8年前。私が納得できる品質の足場屋さんに出会えなかったので、正社員の職人を採用し、足場工事を内製化しました。
足場の内製化のために、資材置き場を借り、足場資材とトラックを購入しました。2,000万円近くの投資でした。 初期投資はずいぶんかかりましたが、足場チームはそれ以上の貢献をしてくれています。 若い彼ら(20~30代)が揃いのかっこいい作業服を着て、チームワーク良く、楽しそうに、そしてスピーディに作業する姿にお客様は感動します。 足場解体の際は、敷地内はもちろん、前面道路まで掃除します。 玄関やアプローチのタイルはデッキブラシで掃除しますし、最近はカーポートやテラスの屋根に上がり、デッキブラシできれいに磨くこともあります。 ここまで徹底して最後の掃除をする足場職人はいないと思います。
私は一定レベル以上のサービスは自社の正社員の職人がいないと提供できないと思っています。 以前、足場を外注していた時には、最後の清掃は営業や工務がやっていました。どれだけ外注の職人さんに頼んでも足場部材が残っていたり、メッシュシートを結ぶ紐が落ちたりしていました。 今は自社の足場チームのメンバーがしっかり掃除しますので、営業も工務も最後のチェックが不要になりました。 弊社グッドハートは太陽光発電・外壁塗装・新築工事などで足場が必要になります。 それでも、足場工事だけだと彼らの売り上げ目標に届かないので、サイディングと屋根板金の経験がある職人を正社員で採用し、現在は足場工事以外に、外壁サイディング工事と屋根板金を4人のチームで行っています。 「次はシーリング(コーキング)と雨樋工事を身に付けます。」と意欲的です。 前回書いた「社内発注制度」により職人は自発的に多能工化していきます。 私はこの「自発的に」というのがすごく大事だと思っています。 社内発注制度を導入して正社員の職人を採用すると、自発的に頑張る組織が生まれます。 全国の工務店やビルダーの経営者にこのブログを読んでもらって、日雇いだった職人が正社員となり、生活が安定して、奥さんやお子さんの幸せにつながったら最高だと思っています。
追記:職人の正社員化はコストダウンにはつながりません。むしろコストはアップします。したがって現在利益が出ていない会社にはおすすめできません。利益がしっかり出ている会社のさらなる差別化のための正社員職人の採用をおすすめします。職人の採用に関心がある方はぜひ個別にご連絡ください。情報はすべて無料で公開させていただきます。
Comments